シャンプーに入っているシリコンの成分名
シャンプーやトリートメントを選ぶとき「シリコンが入っているか見分け方が分からない」って思ったことありませんか?
ヘアケア商品にはいろんなシリコンが入っていますがシンプルに「シリコン」と書かれているわけではありません。
とくに実店舗で買うときはノンシリコンかどうかはとっても分かりにくい!ということで、代表的なシリコンの成分名をご紹介します。
見分け方はとても簡単!
ぜひシャンプー選びの参考にしてください。
シャンプーに入っているシリコンの成分名
それではさっそくシャンプーに入っているシリコン成分名をざっとあげていきます。
こちらです!
- ジメチコン
- アモジメチコン
- セチルジメチコン
- ステアリルジメチコン
- アミノプロピルジメチコン
- アミノエチルアミノプロピルジメチコン
- アミノプロピルフェニルトリメチコン
- アルキル(C20-24)ジメチコン
- アルキル(C30-45)メチコン
- カプリリルメチコン
- ジメチコノール
- シクロペンタシロキサン
- シクロヘキサシロキサン
- ジメチコンクロスポリマー
- ステアロキシトリメチルシラン
- セチルPEG/PPG-10/1ジメチコン
- セテアリルメチコン
- トリシロキサン
- ポリシリコーン-13
- フェニルトリメチコン
- トリメチルシロキシケイ酸
- ビス(C13-15アルコキシ) PGアモジメチコン
- ビスPEG-18メチルエーテルジメチルシラン
- ビスPEG-18メチルエーテルジメチルシラン
- ラウリルPEG-10トリス(トリメチルシロ キシ)シリルエチルジメチコン
- ラウリル PEG/PPG-18/18 メチコン
- PEG/PPG-19/19 ジメチコン
- PEG/PPG-20/20 ジメチコン
- PEG/PPG-30/10 ジメチコン
- PEG-9 ジメチコン
- PEG-10 ジメチコン
- PEG-10 メチルエーテルジメチコン
- PEG-11メチルエーテルジメチコン
- PEG-12 ジメチコン
- PEG-12メチルエーテルラウロキシPEG-5 アミドプロピルジメチコン
- (ジビニルジメチコン/ ジメチコン)コポリマー
- (ジメチコン/ビニルジメチコン)クロスポリマー
- (ジメチコン/ビス-イソブチルPPG-20)クロスポリマー
- (アクリレーツ/メタクリル酸ポリトリメチルシロキシ)コポリマー
- (トリメチルシロキシケイ酸/ジメ チコノール)クロスポリマー
以上!
すごい数ですよね^^;
しかもコレほんの一部。全部ではありません。
見て分かるように、シャンプーに入っているシリコンの成分名は「シリコン」と書かれているわけではありません。
でもこんなの全部覚えられない(^^;)
ということで簡単な見分け方がこちら!
この4つを覚えよう!
- メチコン
- シロキ
- シリル
- シラン
じつはシリコンには共通する部分があります。
上の名前が成分に入っていればシリコンと考えて間違いありません。
ぜひこの4つは覚えておきましょう。
とくにメチコンが多いかな?
いちど持っているシャンプーやトリートメントをチェックしてみてください。
ジメチコンが入っているものはすごく多いので。
この4つはつぎのように書かれています。
●シロキは「~シロキサン」や「シロキシ~」
●シリルは「~メチルシリル~」
●シランは「~メチルシラン~」「~プロピルシラン~」
※~にはほかの名前が入ります
これを知ってるだけで、シャンプーはノンシリコンなのにトリートメントにシリコンが入っていた!ということは避けられます。
(ノンシリコンでそろえたい人にはトリートメントにシリコン入ってるとショックですからね^^;)
ちなみにシャンプーに入っているシリコンはおもに4種類に分かれます。
ちょっと専門的になるので「へぇ~シリコンの成分ってこんなに種類があるんだ」くらいで見てください。
シリコンは正確にはシリコーンといいますヨ
分子が小さいものから大きいものまであり、高分子のものほど髪がしっとりに、小さいものは軽くサラっとした質感になります。
コーティングではなく他の成分と混ざりやすくするために使われます。
さっぱりした使用感で塗ったときのベタつきを抑え伸びをよくします。
(シクロメチコン、シクロペンタシロキサンなど)
吸着性が高いほどしっとり効果も高くなりますが、そのぶんシャンプーで落ちにくくなります。
(アモジメチコン、アミノプロピルジメチコンなど)
水溶性シリコーンとも呼ばれるだけあって洗い流しやすいシリコンです。
シャンプー時のきしみを和らげる、髪のパサつきを抑える、シャンプーの泡をふわふわにするためにも使われます。
(ジメチコンコポリオール、ポリシリコーン13、PEG-○ジメチコン)
※○は数字
ほかにはPPT(ポリペプチド)と合わさったこんな特殊なシリコンもあります。
- (ジヒドロキシメチルシリルプロポキシ)ヒドロキシプロピル加水分解ケラチン
- (ジヒドロキシメチルシリルプロポキシ)ヒドロキシプロピル加水分解コラーゲン
- (ジヒドロキシメチルシリルプロポキシ)ヒドロキシプロピル加水分解コムギタンパク
- (ジヒドロキシメチルシリルプロポキシ)ヒドロキシプロピル加水分解ダイズタンパク
- 加水分解ゴマタンパクPGプロピルメチルシランジオール
- (加水分解シルク/PGプロピルメチルシランジオール)クロスポリマー
- (トリメチルシリル加水分解コラーゲン/PGプロピルメチルシランジオール)クロスポリマー
以上がシャンプーに入っている代表的なシリコンの成分名です。
すべてを覚えるのはムリなので、基本の4つは覚えておくといいですよ^^
※ちなみにシリコンは悪い成分ではありません※
シリコンは悪くない
シリコンはもともと体に害のない成分です。
(安全性も認められています)
なので、シリコンをはなから「悪い」と決めつけるのはNG。
ノンシリコンシャンプーが流行ってシリコンは悪いってイメージが付いちゃいましたが、決してシリコン自体は悪くないんです。
ではなぜ悪いと言われるのか?
シャンプーのシリコンはなぜ悪いと言われるのか?
じゃあどうしてシリコンは悪いと言われるのか?
一番は広告の力ではないでしょうか。
(それをいうと元も子もありませんが)むかし流行ったノンシリコンシャンプーブームはまさに広告の力。
企業も商品を売るのが仕事なので、自社商品を売り出すためのキーワードに使っているところは多いです。
なので「シリコン=悪」という考え方はおすすめしません。
じゃあシリコン使っても問題ないよねってことですが…そうではありません。
シリコンにも悪い理由はあります。
シリコンの何が悪いのか
シリコンの悪い理由は、髪をコーティングしすぎてしまうから。
コーティングするとサラサラしっとり♪髪はすごく良い感じになります。
でもそうすると、カラー剤がなかなか入らなかったり良いトリートメントを使っても美容成分が入っていかなかったり、悪影響もあるんです。
今のほんとうの髪の状態(悪いところ)にもフタをしてしまいます。
この画像はシリコンの髪への残留度を示したもの。
上のシリコンは軽い仕上がりで髪にも残りにくいタイプ。
下はしっとり度が高いぶんコーティング力が強く髪にも残りやすいシリコン。
たとえば一番下のアモジメチコンを使いつづけると必要以上にコーティングされ髪に影響が出てしまいます。
シリコンのコーティング力は良いところもある反面、悪いところにもなる難しいものなんです。
あとは、シリコンが入ってるシャンプーは強い洗浄成分が入りがち。
髪や頭皮のうるおいをゴッソリ奪ってしまうものが多いんです。
その乾燥をシリコンで穴埋めするということ。
本当はシリコンがどうこうよりも洗浄成分に目を配るべき。
大切なのは洗浄成分です。
(いい洗浄成分を使ってたらシリコンは不要なので)
くわしくは > シャンプージプシーに終止符を!シリコンの真実
まとめ
以上、シャンプーに入っているシリコン成分についてでした。
すこし成分名を知ってるだけでシャンプー選びに幅が広がります。
私はこれを知ってから成分を見るのが楽しくもなりました^^
そしてシャンプーを選ぶならシリコンの有無だけで判断しないこと。
洗浄成分にこだわってください。
そこに目を向けるだけで髪は本当に良くなります。
ぜひ 【シャンプー選び】大切なたった一つのポイント もチェックしてくださいね。
少しでも参考になれば幸いです。
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