円形脱毛症の原因とメカニズム



原因が分かれば治療もスムーズですよね。
今日は、円形脱毛症の原因とメカニズムについてお話します。
このページでは
円形脱毛症の原因やメカニズム
について書いています。
目次
円形脱毛症の原因
結論から言うと
円形脱毛症の原因はまだはっきり分かっていません。
さまざまな要因があるので特定は難しいとされています。
確実に言えることは
円形脱毛症は治療が必要で、子供からお年寄りまで誰にでも起こる可能性があるということ。
もちろん性別も関係ありません。
男性型の脱毛症や加齢による脱毛とは違うのです。
円形脱毛症の原因は精神的ストレスと今まで言われてきました。
でもそれだけではないことが近年わかってきたのです。

それではここから、円形脱毛症の原因を5つご紹介します
1.自己免疫疾患
本来、人間の体は外から入る異物を撃退させる力を持っています。
ですが自己免疫疾患ではこの働きが強くなりすぎてしまいます。
そのため、自分の体の一部も異物とみなして攻撃!
健康な細胞を攻撃してしまうのです(xx)
円形脱毛症では、リンパ球が毛根を攻撃して発症すると考えられています。
しかし、どうして毛根を攻撃してしまうのか?残念ながら理由は分かっていません。
(リンパ球の攻撃が抑えられれば元通りの毛が生えてきます)
2.アトピー
- アトピー性皮膚炎
- 気管支炎
- アレルギー性鼻炎
これらの方は「円形脱毛症が発症しやすい」ことが分かっています。
なんと!円形脱毛症の40%以上がアトピー要素があると言われているのです。
家族も含めるとその確率は上がり54%!
このようにアトピーと円形脱毛症は深い関係があるとされています。
当てはまる方は注意が必要かもしれません。
3.ストレス
精神的ストレスも大きく影響します。
人間はストレスを受けると交感神経が働きます。
交感神経というのは、心臓の鼓動を早くしたり体温を上げたりして、体がストレスと闘う準備をしてくれるもの。
ただ、ストレスが長かったり強すぎたりすると交感神経に異常が出てしまいます。
それによって毛根への栄養が止まり自己免疫疾患を発症。
円形脱毛症になってしまうのです。
4.遺伝
中国の調査で、円形脱毛症の約8%は「円形脱毛症になった家族がいる」と分かっています。
その可能性は関係が近いほど高く、欧米の調査でも円形脱毛症の一親等の発症率は二親等以上の10倍という結果も。
円形脱毛症には遺伝的な要素もあるのです。
5.女性ホルモンの変化
妊娠や出産で円形脱毛症になる人もいます。
理由は、ホルモンバランスが大きく変わるから。
1年という短い期間の間にホルモンバランスが乱れるからです。
「妊娠中は髪にハリがあったけど、出産後に抜け毛が増えた!」という声も聞きます。
ただこれは、出産後に女性ホルモンが急激に減ったことによる抜け毛
ホルモンバランスが整えば自然と髪は生えてきます。
この場合はあまり心配しなくても大丈夫です。
円形脱毛症のメカニズム

円形脱毛症のメカニズムを分かりやすく図でご紹介します
円形脱毛症と言えばストレス
これって誰もが最初に思うことですよね。
もちろん、間違いではありません。
円形脱毛症の原因にはストレスが大きく関係しています。
ただ、ストレスは間接的な理由にすぎないのです。
今は、円形脱毛症の原因は「リンパ球による攻撃」とされています。
こんな感じ。


本来リンパ球はウイルスを攻撃して私たちの体を守ってくれています。
しかし何らかの理由でエラーが起こると毛根を攻撃!!!
さらにその攻撃が数か所になると…どんどん毛が抜けてしまう!!ということなるのです(xx)
このように免疫機能に異常が起こることから
円形脱毛症は「自己免疫疾患」が大きな原因
とされています。
治療はこのリンパ球を元に戻すことからスタート。
薬は、飲み薬や塗り薬などさまざま。
信頼できるお医者さんに診てもらいしっかり治療を進めていきましょう。
私の経験談(ブログ主さくらの場合)

私の「円形脱毛症の原因」
思い当たる原因は…やっぱりストレスです(^^;)
少しアレルギーを持ってはいますが当時の心の状態を考えるとストレスの可能性が高いな~と思います。
ストレスは恐い
私は元々メンタルが弱くて軽度のパニック障害持ち、突発性難聴なども経験しています。
◆パニック障害になったとき
◆突発性難聴になったとき
◆円形脱毛症になったとき
思い返せばこれらを発症したときはとてもストレスが溜まっていました…
もちろん確実ではないです。別の原因かもしれません。
ただ経験者として思うのは
やっぱりストレスって恐い(涙)
ということ。
当時、ストレス発散がうまくできていなかったのは大反省。
皆さんも気を付けてくださいね(;;)
円形脱毛症で悩んでいる方が少しでも早く改善しますように…
応援しています!